こばしりの日記

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シマノ2019年新製品 新スコーピオンのパックロッド2651R-5レビュー(青シャウラと噂の)

こんばんは。こばしりです。

さて、釣り具紹介のコーナーです。今回は新スコーピオン2651R-5(以下 新スコと略)の紹介なのですが、ただ紹介するだけではなく、ワールドシャウラツアーエディション2651F-4(以下 シャウラと略)との比較レビューをしてみたいと思います。

こばしりはシャウラ、ツララ、ジェットセッター、メガバスオロチなど様々なパックロッドを使ってきました。ここ3年ほどはシャウラをメインロッドとして使っています。その前はツララのポルタメントをメインとしていました。

さて、価格を見てみると、新スコ(実売25000円程度)がシャウラ(実売45000円程度)の牙城を崩せる性能とは思えませんが、シマノのアドバイザー村田基氏が新スコは青シャウラとおっしゃっているように、中価格帯ロッドとしては期待させてくれるものがあります。

4月発売で、早々に新スコを入手できましたので、早速比較レビューをしたいと思います。仕舞寸やスペック表でわかる部分は説明しません。シマノのホームページをご覧ください。

①まずどこがコストダウンされているか?定価で25000円の差があるのでこの金額分は反映されているはずです。

▲10000円 開発費 青シャウラのマンドレルを流用した。このコストダウンはむしろ歓迎すべきだと思います。この流用がなければ、こばしりは買っていなかったでしょう。

▲5000円 ガイド チタン→ステンレス トルザイト→SiC こばしり的にはこれも歓迎してます。

▲5000円 ガイドのスレッドでの仕上げ無し エポキシ樹脂の雑な仕上げの処理 各ピースの継ぎ芯の穴が未処理 これはすごく残念です。

▲5000円 リールシート ウッド→カーボン

これらで合計25000円、納得のコストダウンです。基本性能に影響が出にくいところから削ってます。それにあくまでシャウラと比較してですから。ツララやジェットセッター並みになっただけと言うべきかもしれません。

②ロッドの曲がり具合(ベントカーブ)

テーパー : シャウラ F → 新スコ R  曲がりやすくなった

継ぎ数 : シャウラ 4ピース → 新スコ 5ピース 曲がりにくくなった

この二つが相殺されてます。それによって新スコは 2651R-5 ではなく、2651F-5 と表記した方がいいかとさえ思います。意図しての設計であれば、デザイナーはよくわかっていると思います。シャウラ同様にシャキッとしたロッドに仕上がってます。

③使い心地と感想

使い心地と性能差は全く感じさせません。しかし、ロッドに目を向けるとシャウラの美しさに新スコはかすみます。シャウラは性能、見た目の美しさともに申し分なし、新スコは性能はOK、ツララやジェットセッター共々の実用重視のロッドです。ただ見た目は2万円台のロッドです。これもツララやジェットセッター同様ですね。

シャウラ:強く高感度 青シャウラ:強くしなやか というイメージを持たれている方が多いと思いますが、新スコは、こと2651R-5に関しては、強く高感度なロッドに仕上がっています。マンドレル共通ですが、決して青シャウラの後継ではありません。

以上、こばしりでした。